AXISZ ウェイトローラー交換
前回のウェイトローラー交換では、ノーマル12gを「11gの6個」交換でしたが、発進と加速にはそれほど変化がありません。燃費も悪くなったようには思えませんでした。
街中を走るスクーターにしては、まだまだ加速力が欲しいのです。
それで今回は、10gに落として交換してみました。
結論から先に申し上げますと、低中速からの加速力がグンと上がりました。中高速の回転が上がったのですが、燃費が若干落ちること間違いありません。ですがこの加速力はNMAX、PCX、アドレスVに追いつくほどのポテンシャルがあります。
AXISZのウェイトローラー
今回は10gへ落とします。
ウェイトローラーを軽くするということは、回転に対してウェイトローラーが移動する重力が弱くなるので、加速力があがります。
ウェイトローラーを重くするということは、回転に対してウェイトローラーが移動する重力が強くなるので、加速が鈍ります。
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デイトナ(Daytona) バイク用 DWR AXISZに適応。
※個人的にはデイトナ製の方向指定なしが良いです。ストッパー側を左向きとかを気にしないで、すぐセッティングできます。
ドリブン側の分解と交換作業
ドリブン側の分解では、デカいプラスドライバーか、大きめのマイナスドライバーで最初のプラスチック製カバーのネジを外します。
次は、金属のカバーを外します。
プーリーの中心ナットを外します。ここでは、プーリーを固定するための特殊工具が必要です。
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プーリーホルダーの凸部分を、プーリーの凹み穴へ入れて固定します。
プーリー中央のナットサイズを外すソケットを購入するときは、サイズを確かめてください。
ウェイトローラーの入れ替え作業
デイトナ製のウェイトローラーはストッパー側とかないので、すぐ入れ替えができます。
通常は、ストッパー側と回転方向に気を付けてウェイトローラーを入れます。
ボスやスライダーに大きな損傷が無いので、ウェイトローラーをだけを入れ替えしました。グリスアップもしませんでした。
ウェイトローラーの入れ替えをしたら、元に戻します。
ワッシャーが先に入ります。
その次にボスと一緒に、ウェイトローラーを入れ替えしたプーリーを入れます。
ドライブベルトを付けます。
(ベルトを落とす重要作業)その時、後ろ側のクラッチを手を使って開き、ベルトを中央側へ寄せます、と言うか落とします。下画像がクラッチを開いてベルトを中央へ寄せた状態です。
プーリー冷却ファン(下画像)を取り付けます。
ベルトが当たらないように取り付けて、ナット締め付けをします。
ここは「ベルト重要作業」をしっかりやった結果、プーリー側の組み立てでベルトを挟まずに締め付けするための最重要作業です。
ドライブベルトが当たった状態で冷却ファンを取り付けると、プーリー中央ナットが正確に締め付けられません。
また、ベルトが強く挟まったような状態にもなり、冷却ファンのナット締め付けが正確にできませんので気を付ける作業です。
最後は、締め付けトルクに気を付けます。
ここは作業の中でも特に集中して気を付けます。トルクレンチが無い場合、ナットを外すときの力加減を思い出し、その加減を意識しながら締め付けます。力任せに締め付けるとネジバカになる可能性があります。
重要な事は、締め付けは外れないことを第一に考えます。
一度、エンジンをかけてドライブベルトのゆるみを取ってあげます。同時に正常にドライブが稼働しているかも確かめておきます。
正常に回転していれば、エンジンを止めます。
最後にカバーを閉じて、作業終了です。
追記
2024年12月30日付
ウェイトローラーを9gまで落としてみました。
- アイドリング状態から低速の繋がり具合は、これまでとほぼ変わりない。
- アイドリング状態から、クラッチが繋がる微妙な領域では、ジャダーが無くなった。
- ※これまでは超低速発進でガタガタ(ジャダーと言います)する状態だった。
- 中速の加速力は、アクセル開度にピッタリ付いてくる。
- 速度60から80Kmまですぐ到達するほどの加速力。
- コーナーでアクセル開度とエンジン回転が付いてくる。
- ツーリング用にするには、燃費少々悪くなる。
- 街中走行には快適。
ちなみにアクシスZのプラグは、純正の8番から6番まで落としてます。
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