今回はアクシスを新車購入から約6年ほどなりますが、セルモーターの回り方がうるさくなっています。
そこで、セルモーターを分解して洗浄メンテナンスをしました。
セルモーターはエンジン始動をするための部分です。
セルモーターは一瞬だけ稼働する部分です。
これでは、セルモーター始動に支障がきたしてしまします。
もちろんスムーズな始動もしません。
最悪、内部の鉄粉がたまり、モーター回転中心部分が破損する恐れがあります。
ということで、セルモーターを取り外して、分解し、内部洗浄しました。

上画像はセルモーター洗浄終了状態です。
セルモーターを取り外す手順
1.まず、シートを取ります。そこから作業が始まります。
2・キャブレター取り外し。※画像は参考までに。インジェクターやその他スロットルワイヤーなどは取る必要はありません。キャブレターのネジだけ外して、セルモーターが取れる状態になります。

3・セルモーターを取ります。配線2か所がくっついてるネジを取るだけです。
以上でセルモーターは無事に取り外すことができます。
セルモーター分解手順
1・セルモーターの外側に小さ目のナットが2つあります。これをモンキーなどで取り外します。
2・小さ目のナットを2つ外したら、セルモーターが分解できます。※すごい磁石力ですが、ゆっくり丁寧に取ります。
3・内部洗浄します。

内部洗浄は専用のクリーナーが一番良いです。

セルモーター中心部のオイルアップ
ここは重要な作業です。


【オイルアップする部分】
- 左上画像では、黄色い丸のところです。
- 右画像では、内部の中心部分にあるベアリングです。
上記2つの個所にオイルアップします。
セルモーターの回転をスムーズにするため、普通の潤滑油を使用しません。

バイクのオイルアップ部分にはスズキが開発した超潤滑油を使用しています。

セルモーター組み立て
洗浄、オイルアップをしたら、組み立てします。
1・モーターを(下画像部分に)取り付けます。
※画像内の、スプリングが付いている電動部を、矢印方向へ押して丁寧にモーターを差し込みます。

2.次に、アウターカバー(下画像)を取り付けます。

3・小さ目のネジ2か所をとりつけます。
※ネジ穴を合わす作業に手間取ります。下画像のネジ穴。


小さ目の長いネジを「ネジ穴」に合わすのがちょっと手間取ります。
ネジを閉めたら、セルモーター内部洗浄、オイルアップ終了です。
エンジンに戻して取り付けます。
セルモーターに付いている配線2つを忘れずに取り付けます。
キャブレターを取り付けます。
以上で作業終了です。
取り付け後のセルモーター状態は絶好調です。

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